自動車登録関係 動画

「ご当地ナンバー」ってなんだ!?
きずなチャンネル パート3

行政書士法人きずな神戸の梅本です。

Youtubeパート3になります。

前回は運輸支局は91か所と言いましたが「地名表示」は全国で131通りあります。
ではなぜ91か所で131通りもあるのかと言いますと「ご当地ナンバー」という制度があるためです。
(正式名称は「新たな地域名表示ナンバープレート」だそうです。)

このご当地ナンバーですが、始まった理由が以下になります。
・地域振興や観光振興等の観点から、自動車検査登録事務所の新設なしで、地域名表示を認める。

つまり、地域・観光の振興が目的だったそうです。

通常は1パターンしか種類がないが、ご当地ナンバー取り扱い運輸支局では、複数パターンが交付されることになります。

しかし、好きな地名表示を選べるわけではありません。
使用の本拠地で決められているので、選択肢はありません。

また、ご当地ナンバーですが、なんでもかんでもご当地ナンバーとして申請できるわけではありません。
要項として、以下になります。
・地域・名称が一般的に認知されていること。
・エリア内での自動車の登録手続きが10万台以上あること。
・都道府県内で他の地域と比較して極端に不均衡が生じないこと。

ただ、「登録手続きが10万台以上」という部分が非常に厳しかったため、後から制限緩和され、「複数の自治体で、登録車が5万台以上かつ社会的知名度が高い」が追加されました。

地名表示の基準は以下になります。
・地理的名称で全国的に認知されていること。
・読みやすく、覚えやすく、他と混合しない。
・原則漢字「2文字」、最大「4文字」まで

全国で一文字地名は「堺」と「柏」の2つだけです。
また、全国的に認知されているという部分ですが、日本の象徴である「富士山」が知名度が高すぎたために、過去の慣例を打破しました。

富士山ですが、静岡県と山梨県を跨るため、どちらも「富士山」を地名表示につかいたいとなりましたが、他と混合しないというルールがあったため、難航しました。
しかし、特例として初めて沼津運輸支局と山梨運輸支局で同じように「富士山」ナンバーが交付されるようになりました。

今回はここまでになります。

次回は絵が描かれているナンバープレートについてご説明したいと思います。

ご覧頂きありがとうございました。
次回も視聴頂けますようお願いします。